「全国学力・学習状況調査」の結果について 2007年度
さる4月24日に行われた全国学力・学習状況調査(小学校6年生と中学校3年生が参加)の結果が10月下旬に出ました。
その結果を分析し、これからの指導の工夫改善に生かしていきたいと考えています。
その結果から分かった児童・生徒の実態や傾向、さらに今後の指導についてお知らせします。
学力調査は、国語・算数(数学)の2教科について、知識を問うA問題と知識の活用を問うB問題が出題されました。
質問紙調査は学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面などに関する質問に選択肢から選んで解答するという形式で行われました。
学力調査の結果は平均正答率で表されています。
| | 全国 | 県 | 市 | 本校 |
| 国語A | 81.7% | 83.3% | 82.8% | 57.2% |
| 国語B | 62.0% | 65.0% | 65.0% | 28.0% |
話す・聞く、書くこと、読むこと、言語事項の4つの領域で問題が出題されました。問題形式は選択式、短答式、記述式の3つです。
各領域で全国・市平均を下回っているものの、言語事項は他の領域と比べ、全国・市平均との差は大きくありませんでした。
問題形式から見ると、全国・市平均を下回ったものの、選択式・短答式に大きな差異はありませんでした。
国語科Bでは、話すこと聞くこと・読むことについて、全国・市平均を大きく下回りました。
読んだことを大まかにでもまとめる力が足りていないと言えます。
書くことについては、国語科Aでは全国・市平均に近い正答率でしたが、国語科Bでは大きく下回りました。
他の領域と同様、まとめる力が不足しています。問題形式による定着状況を見ると、記述式の問題が特に下回りました。
これまでも、読むことに関しては、音読・言葉調べを中心とした課題を与え、日常的に取り組めるよう配慮しています。
今後は、平易な文章問題を与え、設問に対する的確な答えを学ぶ取り組みを行っていきたいと思います。
また、書くことについては、読後の感想文や、教師の話の要約、社会的事象における自らの意見など、
書く機会を増やしながら、書くことを日常的な取り組みとして行っていきたいと思います。
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| | 全国 | 県 | 市 | 本校 |
| 算数A | 82.1% | 84.7% | 84.2% | 59.5% |
| 算数B | 63.6% | 65.0% | 65.7% | 32.9% |
数と計算・量と測定・図形・数量関係の4つの領域で問題が出題されました。問題形式は、選択式・短答式・記述式の3つです。
各領域とも全国・市平均を下回りましたが、図形領域では算数科A・Bともに最も高い正答率でした。
算数科Aでは、量と測定・図形での正答率が高く、問題形式から見ると、短答式が他の問題形式よりも若干高い正答率でした。
量と測定領域において、算数科Aで正答率66.7%であるのに対して、算数科Bでは16.7%と極端に低くなっています。
特に形を分割して面積を求める問題が低い正答率でした。
問題形式による正答率では、記述式が15.0%と他の形式に比べて大きく下回りました。
国語科Bの書くことの正答率の低さとの関連が大きいと思われます。
今後の指導の中では、具体物を操作しながら学び、指導を徐々に数値化、抽象化していけるようにしたいと思います。
また仮分数や帯分数の概念も、絵や図を使って説明できるくらいまで能力を高めていく必要があります。
数量関係については、実生活の中で身近な数値を表やグラフで学習することにより、
数量の変化に興味関心を持たせるようにしていきたいと考えています。
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学園で集団生活をしていることで、ご飯を食べる、起床・就寝時間などの基本的な生活習慣は身に付いています。
宿題を忘れない児童は多いものの、予習や復習など自主的に学習する児童は少ないです。
また、失敗を恐れずに挑戦すること、自分に自信を持つことが苦手な児童が多いです。
本校は、「9カ年子育てプラン」の中で、コミュニケーション能力を育てることを目標にして、日々取り組みを進めています。
他者とのコミュニケーション能力が高まれば、それに伴って自己肯定感も伸びてくると考えられます。
学習場面や様々な活動場面を通して、励ましと肯定的評価を与えながら、自尊心を育てていきたいと思います。
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| | 全国 | 県 | 市 | 本校 |
| 国語A | 81.6% | 82.4% | 81.9% | 66.5% |
| 国語B | 72.0% | 72.0% | 72.0% | 46.0% |
話す・聞く、書くこと、読むこと、言語事項の4つの領域で問題が出題されました。問題形式は選択式、短答式、記述式の3つです。
全ての領域において、全国、市平均を下回っており、特に国語Bにおいて全国、市平均との差が大きかったです。
しかし、A・Bともに言語事項は全国、市平均との差が小さく、文脈に即して漢字を正しく書く問題は、比較的よく出来ていました。
文学的文章においては、作品の内容や構成、表現上の特色を踏まえ自分の考えを書く力をつけ、
説明的文章においては、必要な情報を読み取り根拠を明らかにしながら、
自分の考えが適切に相手に伝わるよう書く力をつけることが課題となります。また、語彙力を高めることも課題の1つです。
読み取る力、表現する力を育てるために、読み取ったことをまとめて発表する機会を多く持ったり、
語彙力を高めるために言葉の意味を辞書で調べ、その言葉を使って短文を作ったりする機会を多く持つようにしていきたいと思います。
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| | 全国 | 県 | 市 | 本校 |
| 算数A | 71.9% | 73.3% | 73.6% | 46.1% |
| 算数B | 60.6% | 60.6% | 60.6% | 34.1% |
数と式、図形、数量関係の3つの領域で問題が出題されました。問題形式は選択式、短答式、記述式の3つです。
数学Bの選択式による定着状況は平均並みですが、各領域とも全国、市平均を下回っており、
身につけておかねばならない基礎的な学力が定着していない生徒がいます。
数学Bでは、図形領域が5.6%と極端に低くなっており、
もう一度、面積、体積に関することについて復習する必要があります。
問題形式による正答率では記述式が17.5%と大きく下回っており、読解力不足が原因と思われます。
基礎的な計算力の一層の定着を図り、実験や作業の時間を余裕をもってすすめるとともに、
方程式を利用して解く文章題の作成をするなど、粘り強く取り組む力をつけさせたいと思います。
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いじめはいけない、人の役に立ちたい等の思いやりや正しい判断力は、身についています。
動物とのふれあいや植物の栽培、物づくり等の体験的活動は十分にできています。
予習・復習をはじめとした学習習慣の定着や、
ものごとを最後までやり遂げるという達成感を持たせることが今後の課題です。
そのために、毎日の自主学習ノートの提出を徹底し、学習活動や体験的活動において、
適切な目標を設定した課題を与え、目標を達成する喜びを味わう機会を増やしていきたいと思います。
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